このページのコンテンツには、Adobe Flash Player の最新バージョンが必要です。 1) グルタルアルデヒド固定液 ・8%,25%,50%,70%のグルタルアルデヒド水溶液がアンプルに封入されて市販されている。 ・GAの水和物(図19) ・固定液の濃度 GA 1。5~6% 主に2。5%で使う。 ・動物組織では1%でも可だが,通常はこれ以下にはしない。 ・免疫組織化学時に0。1-0。5%GA程度を添加することはある。 ・GA最終濃度 ・低温固定の理由 動物細胞内にはlysosome があり,虚血となった時点よりautolysis が始まる。 細胞内の活動を抑制して変化が起こるのを抑える為に,低温とする。 ただし,低温では細胞骨格成分の分解が起こるので,細胞骨格を対象とする場合は不可。 ・植物細胞の場合は,自己融解が激しくないので,常温で速やかに固定できるので、低温固定は不要。 ・GAのポリマー化(図20) ・GAの成分 成分 重量比 備考 1)水 79% 2)モノマーのグルタルアルデヒド 3% 280nmにUV吸収 3)高分子の不純物 18% ポリマーグルタールアルデヒドを含む ①glutaric acid COOH・CH2・CH2・CH2・COOH:207nmにUV吸収。 CH2+CH=CHO:207nmにUV吸収。 ②acrolein ③glutaraldoxime ④3,4-dihydro-2-ethoxy-2H-pyran ⑤ethanolとmethanol ⑥α,β-unsaturated aldehyde ポリマーのグルタルアルデヒドを含む。 ⑦酸化・光化学分解産物 25%グルタルアルデヒド(10ml) ↓←蒸留水(40ml) 5%グルタルアルデヒド(50ml)、2/15Mリン酸緩衝液(50ml) ↓ ↓(pH7.4) ↓←←←←←←←←←←←←←←←← 2.5%グルタルアルデヒド(1/15M リン酸緩衝液、pH7.4)(100ml) 70% グルタルアルデヒド(2ml) ↓←蒸留水(26ml) 5%グルタルアルデヒド(28ml)、 0.2M カコジル酸緩衝液(28ml) ↓(pH7.4) ↓←←←←←←←←←←←←←←←←←← 2.5%グルタルアルデヒド(0.1M カコジル酸緩衝液、pH7.4)(56ml)